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Sailing Stamper

Author:Sailing Stamper
主人と私と猫のももちゃんとオーストラリア在。
2009年4月より、44フィートのヨット「Blue Loon」号に引越し船上生活を始める。
同年7月にシドニーを出発し、QLD州Whitsundaysに向け北上。12月にシドニーに戻り引き続き南下。
2010年3月、東海岸の最南端港Edenに到着。4月、再度QLD週を目指し北上の旅第2弾を開始。
船上生活のかたわら、趣味の手作りグリーティングカード作成も継続。シドニー在住時には、マーケットで販売したり、カード作り教室、ワークショップなども開催。

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決断の時 -Crossing the Bight - 

3月19日(土) Day1(続き)

午前6時50分にDuke Of Orleans Bayを出発。最初のうち小雨だったが時間が経つに連れて日差しが見える。
午前10時15分、やっと群島を離れ、最初の方向転換ポイント南緯37度にあわせて進路設定。セールを両方目一杯あげて順調な滑り出し。
*Puting the sails up*
sailup.jpg

fulllsails.jpg
*Middle Island over there*
middle island over there

middle in the navi

お昼すぎMiddle Island沖を通過。平均速度5.5ノットを保ちスケジュールよりも少し速め。
*Passing Cape Arid*
passing cape arid

beautiful weather

beautiful weather2

momo sleeping

午後4時半、後方の黒い雨雲が心配になる。しばらく様子を見ていたが、念のためメインセールをセカンドリーフに入れる。その後すぐに風は強まり、雨もぱらつき始めた。その後も快速を保ち、午後10時のわたしのウォッチ開始の時、スピードが速すぎる気がしたのでヘッドセールを縮めてもらう。それでも平均速度は5ノットを保った。
*Rain cloud*
rain cloud

rain cloud2
静かな夜が過ぎていき、Great Australian Bightの航海第一日目は、あっけないぐらい平和に終わった。

3月20日(日)Day2

午前6時、日課になっているSA州のAmrican RiverとTumby BayVMR(ボランティアマリンレスキュー)に現在位置の報告。天気の最新情報を得る。特にTowille Bayのギャリーさんは知識と経験が豊富でいろいろ天気の移りに変わりについて教えてもらった。
セカンドに入れていたメインのリーフィングを戻す。

8時ちょっと前、朝食の後主人は眠りにつく。セールのトリミングも特に必要がないのでたしだけのウォッチでも安心。現在の水深がなんと4500メートル以上。そのためあまり波が逆立たず、今日も快適なセーリングを楽しめそう。
*Deep water*
deep water

good speed
と思った矢先、突然風が止まってしまった。方角が変わるのかと思って主人を起こしたが、しばらくするとまた吹き始めてきた。その後風向きは安定、陸地から離れていて障害物がないので、沖合いは風向きが安定しており、タックをしたりセールを調整したりの手間がないので楽。今日も昨日同様、何事もない安定した走りが楽しめそう。主人はその後も3時ごろまで、できるだけ休養をとることにし、Sternのベッドルームで横なっていた。
still easy sailing
午後になり久々のDown Windを経験。楽に速度が6ノット以上に上がる。7ノットを越えることも。
still easy sailing2

still easy sailing3

momo oustside

お気楽だったのはそれまで。夕方近くになって、また雨雲が発達してきたのがわかった。念のためわたしが仮眠に入る前の午後5時、セカンドリーフに入れる。
*Reefed in*
reefed in

reefed in2

暗くなり始めたころ、突然レインストームにつかまる。メインはセカンドに入れているので安心、ヘッドセールは閉まってしまった。瞬間的にものすごい風と雨だったよう。うとうとしながら、風と雨の立てる音を聞いていた。その後ぐっすり眠ったようで、主人が午後6時半にVMRに報告を入れたのを全く気がつかなかった。

午後10時、わたしのウォッチが始まった頃から、風が弱まり始め、方向も定まらなくなってきた。南緯37度に向かうことができず、陸よりに少しずつ方角を変えなければならなくなった。これはあまりいい方向ではない。WA州とSA州の境を越える前に陸に近ずきすぎると、沖に出るために方角を変えられない風向きとなる。

午前3時、とうとうセール走行できないほどに弱まったしまう。燃料をこの時点で使用することができないし、ここ数日の曇りがちの天気のため電力があまりチャージできていない。オートパイロットとナビゲーションをこれからもずっと使うため、夜間に風力発電できないのは非常に辛い。そこで、計器類を全てきり、メインセールだけ残した状態でさまよい続けることに。どうせ波に押されてふらふらするだけなのでどこにも行けいないので節電。主人も室内に入り仮眠することに。ウォッチする障害物も回りにはないので。

1時間もすると風が出始め、主人は外に出て行く。セールを出したようだ。とりあえず前進し始めた模様。


3月21日(月)Day 3

無線で主人がVMRと話している声で目が覚める。“Cape Aridに戻った方がいいと思いますか?”とギャリーさんに問いかけているのを聞いて、驚いて起き上がった。“戻るってどういうこと?”と交信が終わった主人に問い詰めると、“風が予想と違う動きをしていて、どうしても前に進めないんだ。後に戻るにしてもモーター走行しなければならない風向きになってしまうし、ぐずぐずしているとこのあたりから全く動きが取れなくなる。”
実は、昨晩のVMRからの最新天気情報で、予想に反した動きが出始めており、そのせいで、風向きがころころ変わっているらしい。すでに主人は午前3時ごろにセールを上げたときに、Uターンしていたのだった。

“もどるって、戻るにしても2日間もかかるし。その間電力不足だから水も作れない。出発前に1週間もDuke Of Orleans Bayにいたからフロントタンクは空。次に水を作れるのはエンジン走行したときだけ。それにCape Aridには何もないから燃料を使い果たしたら、補給する場所がない。”と次々にマイナス条件が頭に浮かびました。主人は、“戻る方が安全なんだ。最終的に、もしかしたらBightを越えるのを断念することになったとしても、安全第一なんだ。”と諭し続けた。

1時間後にまたギャリーさんにコンタクトをすることになっていたので、それまで憂鬱な時間を過ごした。


ギャレーさんから、さらに詳しい天気の動きを確認。どうも火曜日からSA州の陸地付近では南風が始まり、水曜日には北東に変わり、さらに南西と変わっていくというのだ。つまり、陸地付近に近づきすぎても、陸地伝いに半島をまわり目的地のPort Lincoln向かうことができそうな状況がやってくるという。VMRのギャリーさんの立場では彼の意見を私たちに押し付けることはできず、最終判断は主人がしなければならない。が、ギャレーさんは自分の経験から、後戻りする方がWA州の天気が悪くなっているので危険だと判断しており、同じような判断を主人がするような情報を沢山くれた。

結果、主人もその会話上で、“では再度、Port Lincolnへの航海を続けることにしましたので、引き続き航海登録をお願いします。”と決意した

昨晩6時の定期報告の際、American RiverのVMRのキャロルさんから”この先2日間はこのままの状態だけど、その後WA州に大きな変化やってくる“とまで聞いた後で無線がとぎれてしまい、主人は、天気に変化があるのはわかったがそれがどう影響しているのか理解できなかったらしい。

"でも当初の予報のようには風が動いてなかったし、ロスタイムができたので、低気圧に乗って移動しようと思っていたプランがだめになったと思ったんだ。おまけにどうしようかと迷っていたとき、風が再度出ていきなりBlue Loonが勝手にUターンして走り始めたので、それが何かのサインだと思ったんだ。”と主人は説明してくれた。
しかし実際はCape Aridに戻ったらもっと悪天候につかまるところだったらしい。

もちろん、航海を続けることに異議はなく、1時間前の悲観にくれた思いはすぐに吹き飛んだ。

その後も、くるくる変わる風向きとオートパイロットがうまくコースを保てないことで、一旦は沖に向かいタックをしようとしたが、今朝のギャリーさんからの情報で、沖合いには次の高気圧が近づいているというのを思いだし、急いでまたタック。少し距離を稼げたので、60度の風を受ける角度にコース設定すれば、SA州、Cedunaに向かう方向になり、その途中で南西の風に出会うはず。
今はそれを信じて前進するしかなさそうだった。
*Zigzag*
zigzag.jpg

crossing the bight

moonlight_20110327165346.jpg

横波に影響されなかなかコースを保てないオートパイロットと2時間ほど格闘した後、ヘッドセールを出したり入れたり、サイズを調整しやっと、コースを保てるだけの操縦力があるスピードに落ち着いた。しばらく様子を見たが、今度はうまく機能しているよう。これで主人が仮眠を取ることができる。
*Now staying on course*
finally staying on course


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