Sawmill Beachを出る際、シドニーーホバートのレースにも参加するヨットをみかけました。たくさんお客さんを乗せています。 *Race Yacht at Sawmill Beach, British Defender* *Cid Harbour Hook Island Passage* 9:45にSawmill Beachを出発。
Whitsunday Islandと本州の間の広々とした海域にでると風がコンスタントに20~23ノットと強くなってきました。傾きも大きくなってきたのですが、その割には6.5ノットいくかどうかで、スピード的にいまいち。(以前はエンジンなしで6.5ノット出たら興奮してたのに。慣れって恐ろしい。)そこで、メインセールをセカンドリーフまで絞りました。22ノットの向かい風で、海流と逆を走っているのでヨットは5.9ノット出ていても地上スピードは5.5ノットです。ハミルトン島を越を越す頃には風力が安定してきたのでヘッドセールも目いっぱい出すと、平均6.5ノット近くにスピードアップしてきました。 11:00まだまだハミルトン島が見える位置です。これから数時間の間、なんどとなくタックを繰り返したのですが、一向に距離を稼げません。タックというのは、風と反対側に進みたいとき、直線で進むのではなく、斜めにジグザグ走行をし、前進する方法です。 1:45、予定よりも時間がかかってしまったので、今日の目的地だったGoldsmith Islandには明るいうちに到着できそうもありません。そこで、急遽行き先を変更し、Lindeman Islandの向かい側にある、まだ碇泊したことのないShawl Islandに行くことにしました。雨も時々降っています。 *Sailing hard against the wind* 向かい風25ノットに吹きさらされエンジン全開でも5.5ノットしか出ませんが、とりあえず、3時ごろにはShawl Islandにつけそうです。 午後3時30分ごろ、やっと碇を下ろして一安心。 *Shawl Island* 向かい側にはLindeman Islandのリゾート(クラブメッド)が見えます。 *Lindeman Island Resort* 他にも4隻ほどここで夜を明かすヨットがいます。ちょと安心。落ち着いてからディンギーを出して島に上陸してみましたが、これと言って珍しいものはなく、天気が悪くなってきたのですぐに引き返してきました。 *Rain Could* 夕食後、夜が更けるとともに風はどんどん強くなってきました。風による波からはそれほど影響されていないようですが、とにかく吹きさらしている風の音がすごくてすごくて、飛ばされちゃうかと思うぐらい、びゅんびゅん吹き続けるんです。おまけに夜中になると通り雨というかいきなり雨が降ってくるので、そのたびに窓をしめ。閉めると厚いのでやんだら開けて、でもまた数時間後に降り始める、を繰り返していました。